上越マーチングフェスティバルオリジナル・マーチング用語集
 マーチングに関する用語集や豆知識をご紹介します。
 マーチングの知識を深め、目指すはマーチングうんちく博士!今度マーチングを見た時に、今までとは違った目線でショーを楽しんでいただけたら幸いです。
 誤字・脱字・スペルミス等ありましたらご連絡下さい。

【注意】
 掲載内容は全て用語集作者が独自に調べまとめたものです。個人的な感想・経験上の知識なども含まれているため、正しいとは限りませんのでご了承下さい。
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用語 意味
マーチングバンド 【Marching Band】
マーチングバンドってそもそも何?ということで、
「マーチングバンド」の編成について少し掘り下げてみました。

●ドラム&ビューグル・コー【Drum&Bugle Corps】…単にドラムコーと呼ぶ場合もあります。ビューグル(G調金管楽器)+バッテリー(マルチタムなどの打楽器)から成ります。(詳細は「ドラムコー」「ビューグル」「バッテリー」の各項目をご覧下さい。)

●吹奏楽編成…金管楽器+木管楽器+打楽器(バッテリーが多い)から成ります。JMF出演団体の中では、北城高校などがこの編成です。

●ブラスバンド…金管楽器+打楽器から成ります。英国式ブラスバンド編成をとる事が多く、コルネットやテナーホーンなどの楽器を使用します。JMFでは飯小学校がこの編成です。

●鼓笛隊…打楽器+鍵盤ハーモニカやリコーダーなどから成ります。保育園や小学校で広く行われています。ほたる保育園はこの編成です。

●軍楽隊(ミニタリーバンド)…軍隊に属する音楽隊です。日本の自衛隊にも音楽隊が数多くあり、演奏会開催やパレードなどを行っています。
ドラムコー 【Drum Corps】
 正確には「ドラムコー=鼓隊(打楽器中心)」ですが、「ドラム&ビューグルコー=金管楽器+打楽器」を単に「ドラムコー」と呼ぶ場合が多いです。

 信号ラッパが起源の「ビューグル」と呼ばれるG管の金管楽器と、JMFでもおなじみの打楽器「バッテリー」から編成されます。もちろん、マーチングには欠かせないカラーガードも加わります。

 ドラムコーは軍隊の行進が元になった「動くための」楽器と編成です。逆に、吹奏楽編成のマーチングは、コンサートバンド(座奏)が道に出てパレード(行進)するようになったことが起源と言えます。

 日本にはG管のみの純粋なドラムコーは少なく、マーチングブラスを使用ている団体が多いようです。
 日本のドラムコーの有名どころとしては「Yokohama INSPIRES」「Jokers」「THE YOKOHAMA SCOUTS」「Tokyo Phoenix」などでしょうか。
 M協の大会で、「天理教愛町吹奏楽団」と毎年グランプリを争う「創価ルネッサンスバンガード」が、2001年にビューグルからマーチングブラスへ移行したことは有名です。
ドラムメジャー 【Drum Major (略)DM】
 マーチングバンドの指揮者を指します。

 本来は軍の鼓隊のトップである「鼓手長」という意味です。ドラメ、メジャーなどと省略されて呼ばれることが多いです。

 本番での指揮だけでなく、バンド全体のまとめ役であることが多いです。そのバンドの顔であるため、技術的にも人格的にも優れた人が選出されることが理想です。
サブドラムメジャー 【Sub Drum Major・SDM】
 副指揮者のこと。略してサブメと呼ばれます。

 マーチングでは演奏中に後ろを向いたり左右に大きく広がることがあるため、DMの指揮が見られないことがしょっちゅうあります。
 正確な演奏を目指すためにも、SDMは欠かせない存在です。
ホーンズ 【Horns】
 ドリルに参加する管楽器のこと。金管楽器(+吹奏楽編成では木管楽器)からなります。
 バッテリーと区別するための呼び名です。
カラーガード 【Color Guard・CG】
 フラッグ(旗)などの手具を使い、視覚効果を主に担当するパート。

 軍隊において、国旗・軍旗(color)の警護(guard)を担当するカラーガードが鼓隊と一緒に行進していたのが由来です。

 ドラムコーは軍隊起源のため、カラーガードはもともと編成の一部としてあったと考えられます。それを吹奏楽編成のマーチングバンドも真似して取り入れ、今日に到っているようです。

 昔は旗を持ったまま行進するだけ、といったお堅いものが多かったのですが、近年ではより鮮やかな衣装・旗を使用し、ダンスなどで表現力を豊かにしたカラーガードが、マーチングの演奏を引き立てます。

 WGIなどのカラーガード世界大会も開催されているほど。マーチングにとどまらない可能性を秘めていると感じる今日この頃です。
バッテリー 【Battery】
 ドリルに参加する打楽器のことです。
 以下のような楽器があり、マーチング特有の仕様になっています。

●スネアドラム
 小太鼓。吹奏楽やオーケストラで使用されている通常のコンサートスネアドラムと異なり、頑丈な皮が張られ、シェル(胴)も長く作られてます。高い+太い+大きい音が特徴です。
 昔はベルトで太鼓を斜めに吊り下げていたため、通常のグリップ(握り)では叩きにくく、左右非対称に握る奏法が生まれました。これは現在でも「トラディショナルグリップ」として使われており、スティックアクションなどの華麗な技を披露します。

●バスドラム
 大太鼓。通常3〜5種類の大きさのバスドラムがあり、音の高さもそれぞれ異なります。
 通常の大太鼓では響きが大きく『ど〜ん』となってしまい、音形がはっきりしません。その響きを消すため、バスドラムにはミュートがつけてあり、『コンコン』とより鋭い音が鳴るよう工夫されています。
 「大太鼓」というイメージとは異なり、硬く鋭い音が出るうえに、大きさが違うため、各バスドラムの音の高さも異なります。

●マルチタム
 太鼓が4〜5個一緒になった独特の打楽器があります。スネアドラムとバスドラムの中間域を担当する楽器です。
 付いている太鼓の個数により名前が違います。
   3つ=トリオ・タム
   4つ=クウォード・タム
   5つ=クイント・タム
   6つ=セクステット・タム
もちろん、タムの数が増えれば増えるほど重くなります。しかし、数が多い=叩く場所+音域にバリエーションが増えることにより、魅力的なパフォーマンスを披露することが可能です。

●シンバル
 JMFではあまり見かけませんが、マーチングでは「シンバルライン」と呼ばれるシンバル一隊をドリルに組み込んでいる団体もあります。
 演奏にももちろん重要なパートですが、様々なアクションでシンバルの「面」を使い光り輝かせることで、視覚的な効果も得られます。

●その他
 ベルリラ、キーボードなどがあります。
 シロフォン(木琴)などは基本的にはピット(下記参照)が多いですが、コンパクトにし肩から下げることで動きながら演奏できるように工夫されているものもあります。
ピット 【pit】
 ドリルに参加しないパーカッションのことで、前に固定されていることからフロントピットとも呼ばれます。
 マリンバやシロフォンなどの鍵盤楽器、ティンパニなどの大型楽器が中心です。これは吹奏楽で使用されるパーカッションとさほど変わりません。

 ドリルに参加しているホーンズ、バッテリーに比べてかなり前方に位置しているため、後方から聞こえてくる演奏と合わせる事が重要になります。

 現在の吹奏楽連盟の大会では、パレードにピット楽器があるのは好ましくないとされており(フェスティバル部門が廃止されるまでは、パレード部門ではピット楽器の使用は禁止されていました。)、JMF参加団体の城東中や妙高高原中はピット楽器を使用していません。

 さて、話はかなり飛びますが、M協の大会に参加している大洗高校は、あえてピット無しでの演奏・演技を行うことで有名。特に、1998年大会の「太閤絵巻 秀吉」は名演として知られています。是非一度ご覧になってみてはいかがでしょう。
コールサイン 【Call Sign】
 号令・掛け声のこと。ドラムメジャーが言うことが多いです。

 ちなみに、コールの前には
「バンド(Band)○○○!」または
「コー(Corps)×××!」と、
隊列に呼びかける言葉が付いていたのですが、最近では省略されることが多いようです。

(例:「バンド・テンハット!」→「テンハット!」
テンハット 【Atten Hut】
 コールサイン「気をつけ」のこと。

 attenとは’attention’が短くなったものです。
 「アテンションプリ〜ズ」のアテンションと同じですね。
パレードレスト 【Parade Rest】
 コールサイン「休め」のこと。
 ・・・とはいっても、大体のバンドでは「休め」の姿勢も決まっています。あまり休めるものではありません(^^;
ホーンズアップ 【Horns Up】
 楽器を構えること、またはコールサイン「構え」です。
 「レディーセット」「セットアップ」などとも言います。
 
 テンハット(気をつけ)の時点では楽器をおろして胸の前に構え、ホーンズアップのコールで吹ける状態にするのが基本です。
マークタイム 【Mark Time・MT】
 その場足踏み。
 膝の高さまで足をあげる「ハイマークタイム」と、つま先は地面に付けたまま踵をあげる「ローマークタイム」の2種類があります。

 コールサインは「マークタイム・マーチ」【Mark Time March】。
 最後を「マーチ」ではなく「ハーチ【Harch】(marchのmが落ちたもの)」と言う場合もあります。
フォワードマーチ 【Foward March・FM】
 コールサイン「前へ進め」、または前進そのものを指します。

 このフォワードマーチ、歩き方が独特です。
 上半身が上下左右にぶれる通常の歩き方では、楽器を演奏することが出来ません。そこで、脚を棒の様に伸ばし、足の裏で床を嘗め回すように歩くスタイルが生まれました。
 これはボールが転がるように足を運ぶことから、ローリング【rolling】と呼ばれています。

 歩くだけでも上半身・下半身全てに神経を集中させなければならないので、このフォワードマーチの練習をしているだけでもかなり疲れます(^^;)
リアマーチ 【Rear March・RM】
 後進、またはコールサイン「後ろへ進め」です。
 上半身がぶれたりつまづいたりすることを防ぐため、爪先立ちで進みます。
ホルト 【Halt】
 停止のこと。コールサインは「レディーホルト」。
サイドマーチ 【Side March】
 横方向へ進みます。

 ホーンズは体をひねって進行方向へ足を向けますが、バッテリーは楽器を前に担いでいる関係上、足を交差させる独特の歩き方をします(通称「バッテリー歩き」)。
レフトフェイス 【Left Face・LF】
 動作「左向け」のこと。4拍かけて左を向きます。
 コールサインは「レフトフェイス・レフト」。
ライトフェイス 【Right Face・RF】
 動作「右向け」のこと。4拍かけて右を向きます。
 コールサインは「ライトフェイス・ライト」
アバウトフェイス 【About Face・AF】
 動作「回れ右」のこと。4拍で後ろを向きます。
 コールサインは「アバウトフェイス・アバウト」
ピボットターン 【pivot turn】
 足踏み回転。
 マークタイムをしながら軸(ピボット)回転(ターン)します。
 
通常4拍で90°または180°回転することが多いです。
ピンフィール 【Pinwheel・PW】
 回転。直訳で「風車」という単語の示す通り、ある一点を中心に横列を揃えて回転します。
 
 通常90°回転し、レフトPW、ライトPWの二種類があります。
 
パレードで街中を行進する時に、曲がり角でよく使われる動きです。
ドレスライト 【Dress Right】
 右にそろえることを言います。前後左右にあわせてしっかり整列する、という意味で、単に「ドレス」と言う場合もあります。

 「ドレスアップ」のドレスと同じ単語で、「正装する」「整列する」などの意味があります。

 ドレス'ライト'と言うのが一般的です。
 なぜ右?
 ユーフォニウムやチューバを見てください。左肩に担いでますよね。実は彼ら彼女らは、左がほとんど見えません。そのため、ラインを揃える時は、右の人を見るしかないのです。
 右が基準なのはそのためと考えられます。

 ついでに、ユーフォとチューバはフロアの右側(観客から見て左側)に来ると、指揮が全く見えません。そこでもサブメの出番、と言うわけです。

 作者はチューバを吹いていましたが、左に進む時、結構な恐怖感がありました。隣の人に思いっきりぶつかってしまった時もありました。。
フォローザリーダー 【Follow The Leader・FTL】
 先頭に続く動きのことです。
 ラインを作った後、そのラインに沿って先頭についていきます。
オブリック 【Oblique(March)】
 斜めに行進することです。
スピン 【Spin】
 その名の通り、スピン回転します。
 ピボットターンやアバウトフェイスなどと異なり、1拍で回転します。
 ハーフスピン(180°回転)、フルスピン(360°回転)などがあります。

 え!?1拍で360°回るの!?と思いますよね。
 あくまで基本動作のひとつとして挙げられるだけであり、ショー中にこのフルスピンを行うことはあまりありません。
カンパニーフロント 【Company Front】
 ショーの終盤、一番の見せ場での動きを指します。
 「全員で(company)前進(front)」という意味で、より迫力を出すために横一列に並び前進することが多いです。

 曲としてもショーとしても一番の盛り上がりなので、見ている人のテンションも最高潮のはず!?
 「ここがカンパニーフロントだ」と思ったら、惜しみない拍手と歓声をお願いします。
ファーストプッシュ 【First Push】
 ショーの一番初めの盛り上がり部分を指します。
 その曲のメインテーマである場合が多いです。
 
 カンパニーフロントと同様、そのショーの見せ場のひとつでもあります。始めに「おぉっ」と思ったところがあったら、どうぞ惜しみない拍手を。
サイレント 【Silent】
 その名の通り、静かな場所のことです。
 カンパニーフロントなどの前に、音が全く鳴らない休止部分(=サイレント)を設けることで、次の盛り上がりをよりいっそう引き立てる効果があります。

 ちなみに、DCIなどの大きな大会では、ノリがよいお客さんがいると、サイレントになった瞬間「GO!!」「××(チーム名)!!」と叫び声が飛び交います。
インターバル 【Interval】
 間隔のことです。
 ひとりひとりの立つ場所が繋がってひとつのラインとなるわけですが、その間隔が均等であればあるほど、はっきりとした美しいラインが見られます。
 この立ち位置を正確にしインターバルを均等にするためには…何回も練習するしかないわけです。う〜ん、根気いりますね。

 「インターバル合わせて!」「インターバルバラバラだよ!」…そう言われながら何度も練習を繰り返したため、耳にたこが出来そうになったことも?
スカード 【Squad】
 横列の最小単位を指します。通常4〜5人です。
コラム 【Colamu】
 縦列の最小単位を指します。
 横列の単位=スカードに比べ、使われることは少ないようです。
カバー 【Caver】
 先頭の後ろにまっすぐ並ぶことです。

 四角い形(ブロック)を作る場合などは、前の人にそろえることでキレイに見えますよね。
ランスルー 【run through】
 本番同様、ショーを最初から最後まで通すことです。
 その日の練習、あるいはこれまでの練習の総仕上げであり、通常練習の最後に行われます。

 疲れた体に鞭打ち最後のランスルー…1回通せばヘトヘトなので、何回か繰り返すともうバタンキューです。。
 しかし!ビデオに録画して皆で見れば、次の練習に活かせる格好の材料となります。
コンテ 【continuity】の略。
 「作品の設計図」と言う意味です。

 マーチングで言うコンテとは、ひとつひとつの形・個人が着く場所・動く拍数などが細かく書かれている紙のことを指します。

 ひとつのショーにつき100枚近い(あるいはそれ以上の)コンテが配られることもあり、メンバーはそれを繰り返し練習して頭と体に叩き込みます。
センター 【Center】
 フロアで行うマーチングは30m×30mのスペース内で演奏・演技されるのが基本です。JMFのフロアにも、白いテープで大きな四角が描かれます。
 JMFでよく見ると、真ん中にも白いテープが端から端まで直線で貼られていて、中央で+に交差しています。ここを「センター」と呼び、この30×30のちょうど真ん中になります。

 ポイント(小さい+印)がいくつもあるフロアにおいて、センターポイントは練習中・本番中の目印になります。また、観客から見えやすく、場合によっては一番目立つ場所でもあるため、ソロ奏者がセンターに立つことも良くあります。

 ちなみに、カンパニーフロントなどでベルアップをした際、より音を集め客席に届けるために、中央にベルを向ける事があります。これを「センターベルアップ」と呼びます。
ポイント 【Point】
 JMFやマーチングの大会を見に行くと、フロアにちらほら見える白い「+」のテープ。あれを「ポイント」と呼びます。

 30m×30mの中には、5m間隔でこのポイントが貼られています。このポイントを目印に着く場所を決め、フォーメーションを次々に変化させていくのです。

 マーチングの基本中の基本に、ポイント間の5mを8歩で歩く決まりがあります。1歩=62.5cmですね。
 この8歩を基準に一人ひとりの着く場所が決まっています。「この形のときの私の場所は、あそこのポイントから横に○歩分、縦に×歩分」・・・と言った感じです。

 どうやって62.5cmがわかるの?とよく聞かれますが、それは何回も歩いて練習して、感覚を体に叩き込む以外はありません。
 逆に、「今すぐ5mを測りたい!」と言う時に、近くにマーチングをしている人がいれば便利ですね(^^) え?違う?
マーチング
マニューバリング
【Marching and Maneuvering・MM】
 マーチングの「動く技術」や、タイミングなどを統一するための練習、あるいはその動作そのものを指します。
マーチングブラス 【Marching Brass】
 吹奏楽編成では、吹奏楽で使用している楽器と同じ調(B管やF管)の楽器を使用するため、ドラムコーで使用する「ビューグル(信号ラッパ)」ではなく、動きながらでも吹きやすい「マーチングブラス」と呼ばれる楽器が開発されました。

 トランペット(ビューグルで言うソプラノ)、メロフォンまたはマーチングフレンチホルン(同アルト)、バリトンまたはマーチングユーフォニアム(バリトン)、マーチングチューバ(コントラバス)等があります。
 ほとんどがBかF管です。形が違うだけで、吹奏楽の楽器と同じと言えます。
 トランペットとトロンボーンは、吹奏楽・マーチングの区別なく使う団体が多いようです。

 起源は違いますが、マーチングブラスもビューグルも、見た目や担当する音域はほとんど同じです。よほどのマーチング好きでない限り、パッと見では判別できないでしょう。
ビューグル 【Bugle】
 G調の金管楽器で、「信号ラッパ」が起源です。
 「信号ラッパって?」軍隊が合図に使う、ピストンも何もないラッパを映画とかで見たことはありませんか?あれです。

 1900年ごろにアメリカの軍隊が信号ラッパを民間へ売却したところ、人気が高まり普及したのが始まりです。

 私たちが普段目にするトランペットなどの金管楽器と見た目そっくりですが、以下のような相違点があります。
 ビューグルはほとんどがG調(ピアノの「ラ」の音が基準)で、「ソプラノ」「アルト(フリューゲルホルン、メロフォン、フレンチホルン)」「バリトン(バリトン、ユーフォニアム)」「コントラバス」などの種類があります。

 音響が悪い屋外のマーチングでも演奏効果を高めるため、全てフロントベルで作られています。
 吹奏楽などで使われる通常の金管楽器とは管の太さなどが微妙に異なり、遠くまで響くハリのある独特な音を出すことが出来ます。

 ただし、金管+打楽器編成でもビューグルではなくマーチングブラスを使用する団体が日本では多く、あまりお目にかかれない楽器です。
 アメリカでも、DCIの規定改正後ビューグルからマーチングブラスへ移行するドラムコーが増えています。
ライフル 【Rifle】
 カラーガードが使用する手具のひとつ。
 ライフル銃のような形をした白いものを、くるくる回しているのを見たことはありませんか?
 名前・形の通り、ライフル銃が起源の手具です。軍隊が起源のカラーガードならではの主具ですね。

 アメリカでは比較的盛んにこのライフルが手具として使われますが、日本の教育現場では「銃」というイメージから、あまり好んで使おうとはしないようです。

 2008年のゲスト団体・ジェネシスや、2007年のゲスト団体・農大二高などは使っています。ご覧になった方も多いかと。JMF常連団体ではあまり馴染みのない手具ですよね。
セーバー 【Saver】
 カラーガードが使用する手具のひとつ。
 ス○ーウォーズのライトセイバーのセイバーと同じ、「刀剣」という意味です。サーベルとも言います。
 これまた名前の通り、軍隊で使用されていた刀剣をもとに作られた手具です。もちろん、カラーガードが使うものは切れません。

 ライフルとセイバーは、ともにかなりの熟練を要する手具にも関わらず、視覚的効果がフラッグ(旗)に比べて小さいとされています。
 さらに、これまた教育上の問題もあるせいか、日本で使用するバンドはあまり見かけません。M協の全国大会に行けばちらほら目にしますが・・・
ペップアーツ 【Pep Arts】
 マーチングにおいて、楽器以外の道具を利用して演技するパートをまとめて「ペップアーツ」と呼びます。
 カラーガードだけでなく、広義にはバトントワーリングもこの中に含まれます。
スーザフォン 【Sousaphone】
 管がくるくると体に巻きついて、頭の上にどーんとベルが飛び出ている、マーチングでしか見られないちょっと変わった大きな楽器、ありますよね。

 あの楽器はスーザフォン、通称スーザと呼ばれます。
 『星条旗よ永遠なれ』『ワシントン・ポスト』などの作曲者、ジョン・フィリップ・スーザ(米)によって開発された楽器です。

 吹奏楽で使われるチューバは、マーチングでは持ちにくい+音が前に飛びにくい、ということで、チューバと同じ音域を担当するべくスーザが開発されました。

 スーザは音質的にチューバに劣るとされていますが、軽量化のためにプラスチックで作られたスーザでない限りほとんど変わりません(と言うのが作者をはじめ、大方の使用者の感想)。

 肩に担ぐマーチングチューバは、操作に熟練を要し、それでなくても重い(10kg!コンパクト化されたものでも6〜7kgほどあります)ので、担ぐだけで吹けるスーザは魅力ですね。
 しかし、その大きさ故の目立ちっぷりから、奏者の動きのキレが問われることは間違いありません…
パレード 【Parade】
 祭事やイベントで街中を行進すること、またはその行列のことです。
 フォーメーションを変化させるマーチング「ドリル」とは異なります。
吹奏楽連盟  社団法人・全日本吹奏楽連盟のことです。
 吹奏楽コンクール、アンサンブルコンテスト、マーチングコンテストなどの大会を開いています。

 吹奏楽連盟(以下・吹連)が開催していたマーチングコンテストは、以前まで「パレードコンテストの部(規定演技部門)」と「フェスティバルの部(自由演技部門)」の2種類がありました。(JMF出演団体で例えると、城東中・妙高高原中はパレード形式、北城高校やJBBHはフェスティバル形式です。)

 しかし「コンサートバンドが演奏しながらそのままパレードするようなマーチングが望ましい。過度な演出や華美な服装は求めない。」という方針の下、2007年度よりフェスティバル部門が統合・廃止され、パレード形式のみのコンテストに変更されました。
(厳密には違いますが・・・)

 現在、新潟県が所属する西関東支部では、B部門としてフェスティバルの部を存続しており、北城高校やJBBHはそちらに出場しています。
 ただし、西関東支部が開催しているだけであり、全国大会はありません。残念…
マーチングバンド・
バトントワーリング協会
 略して「M協」と呼ばれます。
 以前までは「マーチングバンド・バトントワーリング連盟」でしたが、2005年に「マーチングバンド指導者協会」と統合し「協会」と名前が変わりました。

 M協の大会では、大編成・小編成といった人数による区切りがありますが、吹連の規定課題のようなものはありません。毎年、様々な演出・演奏で各チームが観客を魅了します。

 全国大会を開催するだけでなく、マーチング指導者の育成などにも力を入れている協会です。

 ちなみに、吹連・M協の団体が訳隔てなく参加できる場として、近年「Japan Cup」という大会も開催され、注目を集めています。

 ちなみにちなみに、新潟県のM協の大会は平日開催のため、JBBHなどの社会人バンドはM協に加盟しにくいのが現状だそうです。これまた残念…
DCI 【Drum Corps International】の略。
 ドラムコーの世界大会のことです。
 毎年夏にアメリカで開かれ、アメフトのフィールド上で各チームがマーチングショーを披露します。

 「DCIを見ずしてマーチングを語るなかれ!」と言う人も多いほど。
 「これ本当に人間が動いてるの?コンピューターの画面じゃない?」
 そう言いたくなってしまう様なフォーメーションの正確さ・美しさ・・・
 100人〜200人という単位の各チームが披露するショーの完成度には毎年度肝を抜かされます。

 ちなみに、「健全な青少年の育成」が目的とされているため、出場できるのは21歳まで!という年齢制限があります。
 ひとつのショーを完成させるため、強豪チームの中には1ヶ月以上強化合宿をするところもあるそうです。

 日本でもドラムコーに特化した大会:DCJ(Drum Corps Japan)が毎年開催されています。こちらは年齢制限無し。 最近「any key」部門を設け、ビューグル以外のドラムコーでも参加できるようになりました。
WGI 【Winter Guard International】の略。
 その名の通り、冬にアメリカで開催されるカラーガードの世界大会のことです。

 始めはカラーガード部門のみの大会でしたが、最近になってパーカッション部門も加わりました。「ワールドクラス」「オープンクラス」など、レベルに応じてクラスが分かれています。

 「Sports of Art(芸術のスポーツ)」と称されるほど、その高い芸術性・技術性が評価されています。
 2007年に30周年を向かえ、世界各国から集まる参加者はこれまでに1万人を超えたそうです。おまけに観客動員数は毎年10万人!JMFの100倍ですね。。笑

 ちなみに、日本から出場している団体もあります。カラーガードチーム「Fusion」や、天理教愛町吹奏楽団のパーカッションチームが毎年好成績をおさめています。
ブラスト! 【『blast!』】
 マーチングやってる子が「ブラスト見に行ったよ」「ブラストのDVDほしいなぁ」とか言ってるのを耳にしたことはありませんか?
 ん?ブラスト=爆発を見てどうすんの?と思った方はいらっしゃい・・ませんかね?(A^^;)笑

 ブラストとは、DCIを前身としたマーチングステージショーのことです。メンバーはブラス・パーカッション・ビジュアルアンサンブルの3パートからなります。
 演奏・ダンス、留まる事無く繰り広げられるショーはまさに「爆発」「旋風」!大反響を呼び、アメリカ・日本を始め世界各地で公演されました。

 日本人唯一のメンバー・石川直さんがパーカッションの一員として出演したことも話題になりました。第5回JMFにゲストとして出演し、素晴らしいパフォーマンスをみせてくれたのは、記憶に新しいですよね。

 マーチングというヒトコトでは納まらないそのステージ。説明するのが難しいので、是非一度ご覧下さい。You Tubeなどで検索するとちらほらと出てきますよ^^

 ちなみに、ブラストの続編として、木管楽器も編成に加わった新しいショー「ブラストU」も公演され、近年話題になっています。
パレード規定課題  パレード形式のショーをみせてくれる団体、例えば城東中や妙高高原中は、自由気ままなフロアドリルとはちょっと違う動きをみせてくれます。
 「なんで外側1周まわるのかな?」
 「足踏みいつまでやるんだろう?」
 そう疑問に思った方もいらっしゃるはず。

 吹奏楽連盟主催のマーチングコンテストには、動作の審査を行うために「規定課題」というものが存在します。ひとつのショーの中に組み込まなければいけない動きが以下のようにあるのです。

1.外周
 外側を必ず1周します。外周の間は、隊列のどこかは必ず動いていなければなりません。ただし、外周の曲がり角のターン方法は自由なので、各団体により様々な外周パターンが見られます。

2.Uターン
 縦方向または横方向に進んだ後、180°方向転換します。このUターンは1回でOK。

3.マークタイム
 演奏しながら足踏み連続32歩。ローマークタイムでもハイマークタイムでもOK。

これさえ終わればあとはお好きに!・・・ということで、先に規定課題を終わらせ、その後自由なフォーメーションを繰り広げて演奏、というパターンが多いようです。
前?後ろ?  マーチングでは、演奏中によく後ろを向くことがありますよね。

 後ろを向いて演奏することを「バックフロント」と呼びます。バックを向くことで音量を抑えられます。
 後ろを向くタイミングが全員きれいに合えば、「キラリと光る楽器がかっこいい・・・」と、視覚的な効果もあります。

 曲調で抑える場所をバックフロントにし、その後盛り上がる場所でフロントに向き直すことでよりいっそう迫力が増し、演奏効果がアップ!コンテ中に好んで取り入れるマーチングバンドは多いようです。
マーチング=ドリル 【Drill】
 ドリルとは、「繰り返し訓練する」という意味です。小学校で漢字ドリルや計算ドリルを使いますよね。あれと同じ意味です。

 繰り返し動きを練習し、より正確で美しいフォーメーションを目指す…まさにマーチングは「ドリル」なわけです。

 コンサート会場などのステージ上で行うマーチングを「ステージドリル」、今回の様に体育館などの広い場所で行うマーチングを「フロアドリル」、さらに屋外で行うマーチングを「フィールドドリル」と言います。
 お祭などで道路を行進するものは「パレード」と呼び、「ドリル」とは言いません。

 日本ではマーチングを「ドリル」と呼ぶことが多いですが、アメリカでは「マーチングは決められた動きだけをするものではない!」という意識が高く、「ショー」と呼ばれることが多いようです。
金管楽器と木管楽器  銀色でも金管…サックスは金色なのに木管??疑問に思った方はいらっしゃいませんか?

 金管楽器は「真鍮(ブラス)」から作られることからその名がつきました。唇を「ブ〜」と震わせて音を出すものを金管と呼び、同じ原理で音を発生する楽器であれば、木製でも金管と呼びます。
 指で押すことで音を変える「ピストン」は通常3〜4つしかありませんが、唇の振動数を変えることで広い音域を鳴らすことが出来ます。
 ちなみに、銀色の金管楽器は銀メッキ仕上げ。やわらかく深い音色が特徴です。金色の金管はラッカー仕上げ。はっきりとした伸びのある音色が特徴です。(仕上げ・音色は様々であり、一概には言えません。)

 木管楽器は「リード」と呼ばれる薄い木の板を震わせることで音を発生させます。サックス・クラリネットは1枚リード、オーボエやファゴットは2枚リードです。
 フルートはリードがないですが、息の空気の流れが楽器の吹き口に当たることで振動し、音が発生します。「エアーリード」と呼ばれ、他の木管と同じ仕組みです。
 小学校で使うリコーダーもエアーリードで音をならすので、木管の仲間です。
動画サイトのススメ  マーチング大会の様子は、毎年DVDで発売されています。国内はもちろん、海外のものもインターネットで簡単に手に入るようになり、よりレベルの高いマーチングが身近なものとなりました。
 でも、DVDの値段を見て・・・「XXXXX円!?」と、ちょっと手が届きにくいDVDなわけです。
 
 そこでオススメしたいのが、You Tubeなどのいわゆる動画サイト。世界各地から動画が投稿され、誰でも無料で映像を見ることが出来ます。もちろん、マーチングの画像もてんこ盛り!
 「マーチング」と検索するだけで沢山出てきます。どれを見たらいいか分からない・・・という方のために、オススメをいくつか紹介しておきます。

●DCIのチーム
「DCI」と打っても沢山出てきてしまうので、チーム名+年を打ってみましょう。「Cavaliers 2002」・「Blue Devils 2003」・「Cadets 2000」・「Santa Clara Vanguard 1989」など。
 音質はかなり悪いですが、超人的なフォーメーションの美しさ・素晴らしさは十分伝わると思います。

 最近著作権の問題から、動画サイトの管理人により動画が削除されるケースが増えています。見るなら今のうち!?

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